こちら上信越日本鉄道広報室

maedon74の趣味の話

119番の日

1/19といえば119番の日

119番といえば火事&救急の消防署ですね

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もともと、消防署に出向いてまで撮らせてもらうほどには

濃いマニアではなかったワタクシなのですが

娘氏が興味を持ち始めるまでは

本当に疎遠な存在ではありました

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とはいえ、見かけたら普通に撮るくらいのことはやっていて

娘氏の影響で、それなりに消防車マニアになってみると

「よく撮っていたな昔のオレェ!!」と言いたくなるような

写真の1枚や2枚くらいはあったりするのです

それがこの写真、日産ディーゼルAZ30D

何となく力強さに欠ける外観どおり

馬力が230PSしかなく、発進や坂道で苦戦したそうな

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そんなAZ30Dも、前出の写真から数年後には

モリタのクルマに更新されてしまいました

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話は戻りますが、ワタクシが生まれ育った街は部品工場があるせいか

スバル車が消防署のクルマに採用されることが多いです

このレガシィなんかは、本当によく見かけました

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「火を消さない」クルマとしては傾向として日産が多めですが

もちろんサンバーもいたりするのですね

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救急車も当然、日産のエルグランド

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近年は同じく日産のキャラバンに更新されつつあります

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こちらもやはりキャラバンです

面白いのは車体に巻かれた赤い帯

赤い車体に赤い帯は一見目立ちませんが・・・

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フラッシュ併用で撮ってみると、ほらこのとおり

オレンジ色になった帯が光に反射して浮き出ます

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火を消すクルマも面白いですけど

こういう「火を消さない」クルマも興味深いものです

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形態的にお気に入りなのは中央署のはしご車

トミカのはしご車とほぼ同一形態です

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ポンプ車でお気に入りだったのは赤坂分署のこのクルマ

残念ながら最近更新されてしまったようです

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これはまた別のクルマですが

こういう、シャッターに覆われていない昔ながらのポンプ車は

銘板が読み取りやすいということもありますが

視覚的にデコボコしてて面白いですね

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一部のマニアに絶賛の人気を誇るのは宮城分署のジムニー

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ワタクシはあいにく鈴菌に感染していないのでよく分かりませんが

たいへん珍しい形態であることが人気の理由の一つなのだとか

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もちろん、署のクルマだけでなく消防団のクルマも好きです

この街に生まれ育った身としては、消防団の桜のエンブレムではなく

市章をあしらったエンブレムのほうがしっくり馴染みます

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さて、今日もお勤めを終えた救急車のあとを

ぴったり追躡しますかね・・・(←やめなさい)

117系の日

1/17といえば

関西を襲ったあの大震災が思い出されます

当時私は中学3年生でした

現代の大都市を震災が襲うとこうなる、という

たいへんに恐ろしい出来事でしたが

あの年1995年は、この震災すらも霞むような

衝撃的な事件が首都で起こるのでした・・・

 

さて、本ブログは趣味のブログと銘打っておりますので

1/17にちなんで117系電車の話となります

じゃあ何で1/15に115系電車の話をしないんだYO!

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1年半ほど前に発売された、カトーの117系

今でこそ関西にあまり縁のないワタクシですが

これだけは絶対に買いたいと思っていた模型でした

カトーの117系は古くから模型で発売されていましたが

買う機会はついに訪れることなく

フルリニューアル品の発売でようやく手に入れることができた模型でした

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117系といえば新快速

新快速といえば117系

そんな刷り込みを受けたのは

小学校に上がる前に買ってもらった

西村慶明先生の絵本でした

今、目の肥えた大人の目で見れば

「これどーこだ?」と

割合に分かりやすいクイズを出されているような

そんな気分になる絵ばかりですが

当時のワタクシはたいへん目をキラキラさせて見入っておりました

主人公こそ117系ですが、脇役は実に豪華なものばかり

ページをめくっていくと、登場人物3名が乗車するシーンから始まります

登場人物の乗車駅は分かるような描写はありませんが

京都周辺とおぼしき昔ながらの日本家屋を脇に見て

しょっぱなからまさかのEF58 61が登場

続いて京阪268、武州原谷駅常備のホキ5700、タキ12200が現れ

さらにヤードにたむろする50系客車

ヨ8000、ワム80000、タキ19000、トラ70000、コキ50000

それにつながれるDD51 11・・・これは吹田の機関車なので

吹田操車場の一景なのでしょう

次のページでは遠景に0系新幹線大窓車

手前にはマニ44とスユ16を従えたEF62とすれ違う117系

スユ16は最初オユ10だと思っていましたが

AU13が3個ではなく4個載っているのでスユ16です

さらによく見ると、EF62はまだ前面ステップが切り欠かれる前の姿です

そういえばページの順序が何だか妙で、この次のページでは何とキハ30が現れます

傍らには113系、回送幕の201系。ここはどこなのでしょう?

そのまた次のページではまたマニ44とスユ16が登場、所属標記は南トメ

サボ受けにはそれぞれ大荷4、南東郵1と書かれたサボが差し込まれています

その向こうには京都⇔姫路のサボを差した113系

次のページで117系はようやく新大阪の駅に滑り込みます

頭上には0系新幹線小窓車、ホームの手前には485系1500番代特急「白鳥」

そのまた次のページは神戸市内のようで

元町1丁目と書かれた看板のアーケードの上を

201系と117系が走り抜けていきます

ここまで来るとそろそろ終盤のようで

次のページでは数少ないセリフ的文章が現れます

曰く「うみがみえると もうすぐ しゅうてん。」

海岸を目の前にした駅を俯瞰する構図ですが

駅舎の形態、配線から須磨駅だとすぐに分かります

ワタクシ、昔この駅に221系で行ったことがあります

当時の彼女とね

さて、さらに次のページで

新開地行きの山陽電鉄クハ3615以下の4連とすれ違う117系

いよいよ「岡山・広島・下関方面」と案内のある駅の2番線に到着

最後のページでは、本編の最初のページと京阪電車のシーン以来

3度目の登場人物が下車する様子が描かれています

117系の方向幕は「新快速 西明石」とはっきり読めるページがあるので

どうやらここは西明石駅のようです

降りてくる登場人物、30代中盤と思しき女性に小学生と5歳くらいの男児

もしや、モデルは西村慶明先生の奥様とお子様たちなのでは・・・?

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そんな117系ですが、ワタクシ2、3回くらいしか見ておりません

初めて見たのは中学の修学旅行で京都から奈良まで乗った4連

これは窓の形態を覚えているので100番代でした

写真も2枚ほど撮りましたが、いつしか紛失してしまいました

そして現在、手元にある唯一の117系の写真がこれなのです

2001年の4月に撮影したもので

ワタクシこの後「ちくま」→「アルプス」と継乗して糸魚川まで行っていました

そこからの帰りもまたとんでもない18きっぷ乗りつぶしルートでしたけどね

この写真から少しして、ある女のコと付き合い始めて

関西通いが増える機会がありましたが

彼女に夢中でろくに関西の鉄道の写真を撮ってなかったのは

今思い返しても惜しまれる失態ではありました

阪急電車ェ・・・

 

そんなわけで、昨今の流行病のこともあって

117系はどうやら永遠に憧れの電車のままになりそうです

さらば小山駅の立ち食い蕎麦

またひとつ、味わいのある立ち食い蕎麦が消えました

今日で営業を終了した、小山駅の立ち食い蕎麦

ワタクシも以前、何度か食べに行ったことがあります

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一時期は、地元から出かけると

ちょうど休憩時間に当たってしまい

なかなか食べる機会に恵まれませんでした

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営業時間的にはまったく問題もなかったんですけどね

休憩時間があるのは、営業コスト的になかなか厳しかったんでしょう

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さて、その小山駅の立ち食い蕎麦

ワタクシの地元と比較すると

まず丼自体がちゃんと焼き物であることに驚かされます

というのも、こちらではプラ製の丼なので・・・

内側には「きそば」の頭文字であろう「㐂」をあしらい

関東の蕎麦にしてはあまり醤油の香りが強くない汁が

食欲をたいへんにそそってくれました

小山駅での乗り換えで時間に余裕のある時は

わざわざ東北本線上りホームに立ち寄ってでも食べたくなる

そんな魅力のある蕎麦でした

両毛線ホームにも店舗が所在した頃もありました

115系107系を横目に見ながら食べたことが

今更ながら懐かしく思い出されます

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まぁ、ワタクシの場合

横目に見ていたのは415系のほうが圧倒的に多かったですけどね

東北本線上りホーム、隣が水戸線ホームだったし

 

ということで、本当にごちそうさまでした

あけましておめでとうございます

何とか新年、2022年を迎えることができました

どうせなら200年後の未来がよかった

というわけで、あけましておめでとうございます

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トラ塗りのDD13とトラ45000であいさつとさせていただきます

 

・・・というのはダメですかね?

あ、ダメ?

そうですか、では実車の「トラ」の話をしましょうかね

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模型では、上信越日本鉄道の前身となる「上武鉄道」の開業時に

何輌かのトラ70000が導入された的な話は

このブログの開設時にお話ししたと思うのですが

実車のトラ70000を見たのは、それから3年後でした

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真岡鐵道真岡駅構内に転がっていたオンボロで錆まみれのトラ70000が2輌

これがワタクシが初めてこの目で見た実車のトラ70000でした

しかもこちら側は国鉄時代の水戸鉄道管理局管轄を示す

「水」の標記に「泉駅常備」の文字がはっきり残っていて

だいぶ興奮したことを覚えています

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さて、地元で見かけるトラ70000といえば

真っ先に思い浮かぶのは、在りし日の渋川での姿です

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工業塩の専用パレットを積んだ姿はとても独特で

いつか模型で再現したいなぁとずっと思い続けています

この場所も、今ではすっかりSL&客車の見物ポイントとなってしまいました

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地元の「トラ」といえばもうひとつ

トラ90000を4輌つなげたトロッコ列車も懐かしいですね

あの頃、かわいい笑顔を見せてくれた子供たちも

今や30歳くらいの若者になったことでしょう

 

そんなこんなで、本年もよろしくお願いいたします

鐵道情報

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こんな本を古本で買いました

「はて、こんな鉄道雑誌あったっけ?」と

思う方も多いんじゃないでしょうか

よく見てください、漢字だらけなのがヒントです

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そうなんです。これ、台湾の鉄道雑誌なんです

ワタクシ自身、繁体字中国語が分かるわけではないのですが

漢字の羅列を追っていると、大体の意味は理解できます

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この柴油客車(=日本語でいう「気動車」)の記事は

たいへん興味深く読みましたね

台湾の柴油客車のルーツは1930年代に製造された汽油車(=同「ガソリンカー」)で

その中でもDR2100及びDR2200型の前身は1932年から1934年に

日本車輌で製造されたキハ100及びキハ200型中型汽油車である・・・

などと書かれており、日本との浅からぬ縁のあるこのクルマは

日本降伏直後の台湾を描いた台湾映画「非情城市」にも

ちょろっとだけ出演していたりもします

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台湾の鉄道雑誌だから日本語の文字が全くないわけでもなく

車輌の形式表記などで平然とカタカナが書かれていたりします

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この号が発刊されたのは2015年の夏

北斗星」定期運行の終了、臨時化が採り上げられています

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巻末にもやはり日本と関係のあるものが載っています

たまには海の外から見た日本の鉄道というものも

なかなか面白く感じられるかもしれませんね

 

マニ車

マニ車」という字を見て

あなたは「まにぐるま」と読みますか?

それとも「まにしゃ」と読みますか?

 

前者の場合、仏教に少しは詳しい人かもしれません

後者の場合、お金に少しは詳しい人かもしれません

 

仏教とお金・・・

何やらそれぞれ相反するような感じですね

ちなみに今回のテーマは後者となります

 

といっても、お金がテーマなのではなく

お金を積んでいたクルマ、がテーマなのです

maedon74さん、お金の身離れの良さには自信があるし

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もう8年ほど前になるでしょうか

弊模型鉄道には、知人の模型鉄道から譲渡されてきた

見るからに怪しげな出で立ちのクルマが1輌います

それがマニ30という珍しい客車です

まぁ、「マニ車」と呼ばれることを含め

実車の詳しいことはwikiあたりでググっていただくとして

ワタクシ、このクルマのことは、10代ですでに知っておりました

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水も滴るようなピチピチの高校生だった1998年2月6日

帰り道に乗り換えで降り立った駅でふと見かけたのがこのクルマでした

この頃、お昼の高崎駅には試6991レ/試6992レという

尾久の客車をメインとした試運転列車が来ては折り返していました

いつもなら褪色しきったマニ50を1輌だけぶら下げて

高崎駅の中線に停車しているEF65の次位に

この日はやたらきれいなクルマがつながっているではありませんか

明らかにマニ50とは違う形態で異彩を放つこのクルマこそ

あの「マニ車」ことマニ30だったのでした

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妻面の「10-2」の検査標記が示す通り

撮影日からほんの数日前に全般検査を出場したばかりだったようで

本当にきれいな輝きを湛えた車体でした

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もちろん駅の東西連絡通路にも駆け上がり

窓から屋根上の写真を撮ることも忘れませんでした

そしてワタクシがマニ30を見たのは、後にも先にもこの一度きりでした

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蛇足ながら付け加えておきますと、この日の編成

牽引機はEF65 1100、最後尾はマニ50 2191でした

荷電大好き

「にでん」と打っても一発で出ない「荷電」こと荷物電車

むしろ「かでん」と打ったほうが楽に出ますね

荷電粒子砲とか

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そんな荷電の一員であるクモニ83が

弊模型鉄道開業30周年記念に買ったクルマになりました

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スカ色のクモニ83は大好きな車種でして

編成としての本体であるカトーの165系「アルプス」のセットは

1輌も持ってないのに増結用の事業用車セットは持っていたりします

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こういう構図、とても大好きなのです

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さて、クモニ83といえば

ワタクシ、こんなものを秘蔵しております

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115系をぶら下げた編成写真は、ネットを探すと

いくらでも出てくるのであまり興味ないのですが

手前の切符のように台車や運転台、車内の写真はあまり見かけないので

割とお気に入りの図柄だったりします

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グリーンマックスのキットは

湘南色の塗り分け線がモールドされているので

気軽にスカ色に仕立てられないのは残念ですね

まぁ、湘南色の荷電は地元でよく見られた色なので

嫌いではないです

下に敷いた本も、資料としては最高の出来です

表紙のデカ目クモユニ74はうちにはいませんが

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実車として見たことのある荷電というと

クモユニ143がせいぜいなのですが

初めて見たのは確か25年前の両国駅

それっきりだいぶご無沙汰になりましたが

10年前の夏に松本で敷地外から見かけたときは

めっちゃテンションあがりましたねぇ

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最近も、娘氏と大回り乗車の旅をしたときに

東大宮の隅っこにぽつんといるのを見かけました

 

小学校に上がる前には全国的な運用をすでに止めていた荷電

ワタクシにとっては各地の旧型国電同様に

永遠の憧れの「電車」なのです