こちら上信越日本鉄道広報室

maedon74の趣味の話

マニ車

マニ車」という字を見て

あなたは「まにぐるま」と読みますか?

それとも「まにしゃ」と読みますか?

 

前者の場合、仏教に少しは詳しい人かもしれません

後者の場合、お金に少しは詳しい人かもしれません

 

仏教とお金・・・

何やらそれぞれ相反するような感じですね

ちなみに今回のテーマは後者となります

 

といっても、お金がテーマなのではなく

お金を積んでいたクルマ、がテーマなのです

maedon74さん、お金の身離れの良さには自信があるし

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もう8年ほど前になるでしょうか

弊模型鉄道には、知人の模型鉄道から譲渡されてきた

見るからに怪しげな出で立ちのクルマが1輌います

それがマニ30という珍しい客車です

まぁ、「マニ車」と呼ばれることを含め

実車の詳しいことはwikiあたりでググっていただくとして

ワタクシ、このクルマのことは、10代ですでに知っておりました

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水も滴るようなピチピチの高校生だった1998年2月6日

帰り道に乗り換えで降り立った駅でふと見かけたのがこのクルマでした

この頃、お昼の高崎駅には試6991レ/試6992レという

尾久の客車をメインとした試運転列車が来ては折り返していました

いつもなら褪色しきったマニ50を1輌だけぶら下げて

高崎駅の中線に停車しているEF65の次位に

この日はやたらきれいなクルマがつながっているではありませんか

明らかにマニ50とは違う形態で異彩を放つこのクルマこそ

あの「マニ車」ことマニ30だったのでした

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妻面の「10-2」の検査標記が示す通り

撮影日からほんの数日前に全般検査を出場したばかりだったようで

本当にきれいな輝きを湛えた車体でした

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もちろん駅の東西連絡通路にも駆け上がり

窓から屋根上の写真を撮ることも忘れませんでした

そしてワタクシがマニ30を見たのは、後にも先にもこの一度きりでした

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蛇足ながら付け加えておきますと、この日の編成

牽引機はEF65 1100、最後尾はマニ50 2191でした