こちら上信越日本鉄道広報室

maedon74の趣味の話

放置の終わり、ED75への見果てぬ憧憬

去年の記事で「放置」されてたED75ですが

震災12周年を機にいじりましたので、報告をば・・・

 

さらに手持ちの国鉄仕様1000番代と重連

50系客車を牽引させてみます

赤2号同士よく似合いますねぇ

 

さて、直流電化区間に住んでいたワタクシと

ED75との関わり合いは、実は高崎が源流だったりします

というのも、当時高崎には39号機が静態保存されていまして

これを見に行ったのがED75との最初の出逢いでした

残念ながらこの39号機

横川入りを果たすことなく現地解体されてしまい

30年前に撮ったこの写真も行方不明になり

昔スキャンしたデータが唯一の思い出となってしまいました

 

その後、ED75が牽く50系客車に乗る機会もありましたが

そのとき撮った写真は撮りすぎて現像代が捻出できないまま

やがてただのゴミとなってしまい、手元には何もありません

そんなわけで、かたちとして残るED75の写真は

2007年5月の大宮工場一般公開で見かけた

全般検査中の1034号機の写真の登場を待たねばなりません

ただこのとき、ナンバーを確認し忘れて

何号機なのかずっと分からないまま幾年も過ぎてしまい

あるとき偶然1034号機について検索していた際

大宮での検査中の写真をネットで見かけて

やっとこれが1034号機だったと気づく体たらく・・・

 

その次に見たのは、水戸コミケの行き帰りに

水戸駅の構内でお昼寝中の1020号機でした

後ろにもう1機いますが、100・・・までは読めますが

肝心の1桁目が架線柱のトラスに重なっていて読めません

 

夕方にも超望遠で見てみたらまだいました

 

煮え切らない思いを抱えて

翌週、水戸を再訪した際に

駅構内の周辺を歩き回っていると

ED75が見えるところに空間があるのを発見

早速敷地外から撮影した1006号機は

あろうことか翌日付で廃車になってしまいました

そんなわけで、上信越日本鉄道唯一のED75更新色は

この1006号機のナンバーを採用しています

 

見るだけなら1008号機も同時に見てはいますが

自転車置き場が被さっていて全体が見えません・・・

 

一番衝撃的な出逢いだったのは

2015年の今日、仙台で偶然撮れた759号機でしょうか

毎年恒例になっていた東北巡りを終え

帰りの電車を待っていたところに突如現れ

あまつさえおもむろにパンタを下ろして

「さあ撮れよ」と言わんばかりの姿でした

でもパンタは上げたままでいてほしかった

 

700番代特有のこのデコ感のある横顔!

これは惚れますわ・・・

 

実車写真のトリを飾るのは

鉄道博物館収蔵の775号機です

ワタクシが一番乗ったブルトレである

「あけぼの」のヘッドマークを誇らしげに掲げた姿は

高い入場料を帳消しにしてくれる美しさです

 

今夏にはカトーさんからフルリニューアルされる455系と並ぶその姿は

ザ・東北!といった感じです

 

そういえば、ED75のテールライト点灯中の姿って

鉄道博物館でしか見てないかもしれない・・・

 

大トリは模型写真で実車の最終号機である1039号機と行きましょう

12年前の今日、常磐線で悲壮な最期を遂げた同機ですが

模型ではいつまでも現役で走っていてほしいと願い

12年前の夏に買ったままほとんど放置していた整備を施しました

碍子を塗り、パンタシューのホーンを塗り

ヘッドライトの基盤をクリエイト工房さんの基盤に換え

カプラーは現在品薄のトミックスJC6379に換え

信越日本鉄道に於いては完全に特別仕様機ではありますが

それだけの想いを込めた姿となっています

後ろに続くコキ50000も、あの日の92レの姿です

いつまでもいつまでも美しいままで走らせようと思っています