右や左のキハ30系様
トミックスのキハ30首都圏色が
やっと発売になりまして
とりあえず、1輌買ってみました
と来れば、やることはもちろん
カトーのキハ30と並べての比較ですね
補強板が別パーツということもあるのでしょうが
何というか、のっぺりとした顔立ちなんですねぇ
キハ20もキハ40ものっぺり気味だけどな、トミックス
正面から見てみますと
カトーはちょっと窓が気持ち小さいかな・・・?
トミックスは従来の一般型キハ製品にはなかった
パーツが新規に用意されていて
これは後々ゆっくり取付作業をする予定です
さて、実車のほうのキハ30系といえば
地元八高線での姿が今なお鮮明に思い起こされます
音の割に全然加速しない発車時
のどかにジョイント音を立てる惰行時
壊れそうな音が響き渡る制動時
何もかもの音が懐かしいですね
余計な注釈をさせてもらうとすれば
今回トミックスが模型化したスタイルである
補強板なし、通称「目玉焼き」二灯シールドビームが
きっちり揃ったキハ30は
最末期の八高線でいえば
たった2輌しかいない超少数派だったりします
該当するのはキハ30 30と97だけで
あとは補強板ありだったり
通称「ブタ鼻」二灯シールドビームだったり
それらが混じっていて
どちらかといえばカトーのライトを換えたほうが
再現しやすい形態だったりします
補強板はないのに「ブタ鼻」で
しかも500番代という稀有な例はキハ30 503
末期の八高線唯一の500番代キハ30だったりします
再現するにも屋根どーすんのさ
多数派を占めるのが
補強板ありの「ブタ鼻」でした
というか、こればっかりでしたね
これはキハ30 79です
「目玉焼き」なのに補強板ありという
トミックス製品的には天邪鬼な例、キハ30 89
これは補強板を付ければ再現可能です
こういったちょっと一筋縄ではいかないクルマたちが
高崎駅の先っぽでアイドリング音を上げていたあの頃が
今となってはたいへんに懐かしく思い出されます
そもそもJRマークが付いているのは
キハ30とキハ38だけでしたから
運よくキハ35だけで組成された列車に逢えれば
国鉄の雰囲気を色濃く楽しめるクルマでした
そんなワタクシが八高線以外で
キハ30系を撮ったことが
たった2回だけあります
1回目は旧色時代の久留里線
雨のそぼ降る1995年3月末のことでした
2回目は新型への置換え前夜となった2012年3月
キハ38とは16年ぶりの再会となりました
ラウンドハウスブランドでカトーが出していた
キハ30一般色タイプを所有していて
こういうことを言うのもアレですが
ワタクシにとってキハ30系は
八高線での姿が馴染みすぎて
首都圏色が一番かっこいいと思います
そういえば置換え前夜の久留里線には
八高線から転属してきたキハ30もいました
このクルマも、やはり16年ぶりの再会でした
資料として屋上のアンテナ周辺を撮ったものが
ワタクシの最後のキハ30系の写真となりました
関東鉄道の移籍車は一度だけ撮りましたが
2006年の撮影でしたから
再訪問も叶うことなく終わりました
足尾駅の保存車は
間藤までの乗りつぶしの際に
車窓から数枚連写したきりです
目の前に立って見てはいませんし
これは久留里線再訪前の撮影なので
久留里線再訪以降
実車は今もってまったく見ていないのです