こちら上信越日本鉄道広報室

maedon74の趣味の話

3.11を追いかけて(1)

去年は震災後1年、2年を経た被災地

つまり2012年、2013年の被災地の

写真をご覧いただきましたが

今年は2014年の被災地をご覧いただきましょう

 

秋田県在住の友人に予約してもらった

現地の宿を足がかりに

今回は何と廃止直前の「あけぼの」に

ヒルネ乗車するワタクシ

 

その数日後

2014年の3.11の朝は仙台で迎えました

仙台といえば仙台市営バス

古墳の名前が行先になっているバスに

wktkしてしまったりするわけですが

 

朝の仙台市街地は

バスがどんどん来るもんですから

 

そりゃ気分もサイコーになるわけですよ(マテ

 

ジェットストリームアタックもやります

またの名を梯形陣

 

この日の旅の始まりは

仙石線あおば通駅からでした

 

色だけ見れば横浜線

 

反対側は・・・えーとどこの路線ですかね

とかなってしまう2WAYシート車

もちろん上信越日本鉄道にも在籍しております

 

旅の行程表の予定時間に来たのは青い帯のM16編成

震災当日、野蒜駅を発車後に揺れに見舞われ

切り通しで緊急停止したおかげで

津波を逃れた幸運のクルマだったりします

 

そんな車内で

雲の切れ間からの日差しを浴びながら見る雪景色

ワタクシ一体どこにいるんでしょうねぇ・・・

 

まぁ、方向幕どおりに高城町駅まで行くわけですが

 

この高城町駅

たいへんとっても模型化したくなる駅でした

 

駅舎は玄関口がとってもあっさりしていて

どっちが本当の玄関口だか分からない駅でした

 

どっちがってほら、改札口のほうが

立派な造りになっていると思いません?

 

そしてさっき乗ってきたM16編成で

さっき来た線路を1駅だけ戻ります

 

高城町駅のお隣、松島海岸駅

駅のホームから名勝松島の景色がよく見えます

 

この駅はレトロな雰囲気がよく残っていて

今にも73系電車がひょっこり現れそうな雰囲気です

 

ここからは列車代行バスでの旅となります

 

車内はそれなりに高めの乗車率です

 

しばらく走ると

復旧工事中の仙石線が見えてきました

 

移設される野蒜駅の少し手前では

高架になる線路の工事中でした

 

足場の高さが半端ないです

 

移設前の野蒜駅が見えてきました

ひしゃげたままの架線柱が痛々しいです

 

駅前の橋の欄干も変形したままで

言葉を失います

 

過去ということは

昭和三陸とかチリ地震あたりの被害区域でしょうか

 

列車代行バス乗車中ですが

途中で下車します

 

ちなみにこちらは列車代行バスの2号車

続行運転で乗客を取りこぼさないようにしていました

 

目的はこれ

ブルーインパルスのT-2練習機の保存機です

 

そんなものがどこにあるのかといいますと

実は鹿妻駅前だったりするんですね

 

仙石線石巻口を走っていたキハ110系

地域的に全く関係ないマークが付いているあたりが

代行感を色濃く物語っています

 

鹿妻駅から、石巻方面とは逆に陸前小野駅に行ってみました

 

ここは津波で寸断された仙石線石巻口の最西端で

列車はここから仙台方面には行かなかったのです

 

再び同じクルマに揺られて

ようやく石巻駅に到着です

 

石巻駅構内では

DE15改造のDE10 3508が

コキ50000の編成を相手に奮闘していました

 

少しすると、ゆっくりとコキ編成を引き出していきました

 

タンタン、タンタンと

電車や気動車とは違うジョイント音を残して

静かに駅を出ていきました

 

コキ編成が何輌編成であったのか

数えていなかったので正確には分かりませんが

このアングルから見る限り

そこそこ長めであったことが分かります

このコキ編成も、今回の旅の目的の一つでありました